ダイエットにガマンは禁物
ダイエットがうまくいかない理由 -私のダイエット失敗談ー
①“ガマン” しないと成功しないという思い込み
「ダイエット」というと、何が思い浮かぶでしょうか。
そのほとんどは、「ガマン」「お腹がすく」「イヤなことを続けないと痩せない」などというマイナスのイメージではないでしょうか。
でも、本当に「ダイエットはガマンや無理をしなければ成果が出ない」のでしょうか?
実は、逆に、ダイエット失敗は、「ガマン」や「イヤなことをムリにする」ことが原因になっていることが多いのです。
「低カロリー食に満足できず、ストレスが溜る」「ガマンした分、次の食事で食べ過ぎた」「ガマンが続いて、ついに爆発!暴飲暴食へ走った」など。 “本能”を無視したガマンは過食の原因になってしまうのです。
ムリな制限を自分に強いることは、ダイエットに失敗するワナです。
ダイエット中こそ「食べたい時に食べる」「無理をしない」「縛られない」を意識することが大切なのです。
エステやダイエット診断などによって、不調を取り除けば、自然に、カロリーや栄養のバランス調整ができるカラダになっていきます。
②巷にあふれるダイエット論が “間違いだらけ” だから
今の世の中、本当にいろいろなダイエット法があふれていますね。
たとえば、「一品ダイエット」「食べないダイエット」「低インスリン・ダイエット」「低糖類ダイエット」「エクササイズ系DVD」… などなど。
でも、このようなダイエットでは、失敗例が良く語られています。
よくある失敗例は…
1食べないダイエットによる「飢餓スイッチON」
やたらとキツい食事制限をしたり、絶食したりするダイエット法は、一時的な結果を出すことはできても、その後に「リバウンド」という恐ろしい状況が待っています。
食物が入ってこなくなると、カラダは「栄養が足りない。エネルギーを貯めなきゃ」と判断して、脳の「飢餓スイッチ」が入ってしまいます。すると、栄養吸収力が高まって、食べたものをしっかり吸収しようとするので、「少し食べただけで太る」状態になります。また、脂肪を蓄積しようとするので「脂肪が燃えにくい」状態になります。さらに、心拍数や血圧が下がり、体が冷えたり、だるくなったり、集中力が途切れたりします。痩せるための食事制限も、低カロリーにこだわりすぎると、逆に痩せにくく、リバウンドするカラダになってしまうのです。
2 ガマンするダイエットによる「ストレス食い」
食事制限などのガマンが必要なダイエットは、ストレスの原因となり、あとで過食してしまい、減量どころか増量してしまうことが多くあります。どんなにムリをしても、あとで戻ってしまうなら、せっかくの努力の意味がなくなってしまいます。
3 短期集中ダイエットは「リバウンド」必至
1週間に何㎏もの体重を減らすような短期集中ダイエットは、すぐに結果が出るように見えますが、それはゴールではありません。その体重が定着するには、血液の組成などが変わるまでの一定の時間が必要だからです。
カラダには「恒常性」という機能があるために、元に戻ろうとする力が働くのです。だから、短期間で大きな成果を出そうとするダイエットはリバウンドしやすいのです。
4 単品ダイエットでは太る「根本原因」は解決しない
「○○を食べるだけ」というような、単品ダイエットは分かりやすく、取り組みやすいのですが、カラダの一部分にしか効果がありません。たまたま、その人にとって、それが太る根本原因に合致すれば、効果が出ることはありますが、太る根本原因は人それぞれ違います。太ってきた時に体調不良が重なっている場合は、原因は一つではないため、この場合はより効果が出にくくなります。カラダは複雑なチームワークで働いていますから、単一のアプローチでは改善することができないのです。
5 運動ダイエットはひとりでは「ムズカシイ」
もちろん運動はダイエットに効果的ですから、私は運動を否定していません。
でも、発奮して運動を始めてみたものの「すごい筋肉痛になった」「忙しくて時間が取れない」「思ったよりキツかった」「疲れて続かない」「家族が邪魔してできない」「道具を買わないとできない」「意外とうるさくて恥ずかしい」「カラダを痛めた」「やり方がよく分らず思ったより成果が出なかった」ということが起きやすく、難しいものです。また、運動で脂肪は燃焼できますが、固くなった脂肪であるセルライトは落ちないため、運動だけでは、美しいボディラインをつくることができません。
このように、極端なダイエットや孤独なダイエットは、一時的な結果は出ても、それを日常生活で習慣にするのは苦しく難しいものです。